前回6月29日に二匹目のハクビシンを捕まえて2週間しないうちに、またハクビシンが書院の天井裏に侵入。夜中時々鳴き声もすることから一匹だけではない様子である。今回は3回目の挑戦、捕獲の今までのやり方がよかったかどうかを判定するよい機会である。
3匹目の捕獲までの過程
16日5時20分頃ハクビシンの捕獲を確認したが近くになき声がするので
まわりを見回すとブロック壁の上に別のハクビシンがいました。今回は前回よりも大きいが、なんとなくしぐさが子供のようである。ですから最初たまたま偶然に捕まったのが母親で、捕獲した2匹目と3匹目と近くで泣いていた4匹目は親子ではないかと思われる。今回のハクビシンは鼻の上に50円硬貨大のスリキズがあり治療の必要があると農政課の職員はいっていました。
野生動物の捕獲禁止という条例(全国共通?)があるそうで、今回のようなハクビシンの捕獲もこの対象になるようですが、建物の破壊という緊急事態処理ということでまた対応してくれることになりました。本来は侵入しないように防ぐのが本来の目的であるようです。でも今のハクビシンの繁殖の現状をみるとどうなのでしょうか。農政課の職員もなにかの機会に今の状況を報告してみたいとのことでした。
7/16日に上記のハクビシンを捕獲したのですが、近くで鳴き声がしてオリの様子をうかがっているハクビシン1匹を発見、5時45分頃までオリの近くにいたのですが近所の雨戸を開ける音がしたのでどこかへ移動してしまいました。
翌日の夜、ためしにオリの入口と中頃にバナナ2切れをおいてみたのですがなんと翌日には2つともなくなっていました。捕獲された状態をみていたそのハクビシンがどうやら食べていたようで下記のようにして捕獲しました。
7/16 3匹目のハクビシン捕獲
18 オリの中に2切れバナナ入れる
19 2切れなし 夜--入口、中に2切れ、奥右左に2切れ(針金固定)
20 4つともとられ 夜-- 同上
21 残っていた
22 4つともとられ 夜--バナナ
23 残っていた 夜--奥の針金で固定したバナナのみ新しく交換
24 捕獲(子供どものハクビシン)
今回の捕獲でメスを中心とした家族(4、5匹)がある縄張りの中で生活し、繁殖期になると他の場所からオス(何匹か分からないが)がこの縄張りの中に入ってくるのではないかと想定される。従って家族が生活している天井裏などは糞とオシッコが大量に排泄されるのは当然な結果であろう。
インタ−ネットなどでもその実態調査などがあまりでてこないのは『鳥獣保護及び狩猟に関する法律』が影響していることがあるようです。かりにハクビシンの侵入を防いでもこの生活力とペットの放棄する人をみると、日本古来のイタチ、狸に代わって都市の中で爆発的に増え続けるのではないかと危惧されます。
12/12 4ヶ月ぶりに5匹目のハクビシンを捕獲
家族のハクビシン(母親と子供3匹)を短期間に捕獲してから、いずれ別なハクビシンが屋根裏に侵入するのではないかと思っていたら1ケ月後の8月21日に屋根裏で物音、侵入されたことに気がつく。この1ケ月間再度軒下、屋根など侵入しないように点検、補修したのですがだめでした------。
まづは夕方よりバナナでえづけ開始、3日目に3切れなくなっていたが、その後3日目間づつ新しいバナナと交換するが2週間食べずに、結局これから 5匹目の捕獲まで4ケ月を要してしまった。
5匹目の捕獲まで
8/21 ハクビシン屋根裏に侵入、えづけ開始
8/24 3切れなし
8/25 以後3週間食べず、しばらく様子を観察
9/ 10/22まで侵入なし
10/23 屋根裏で物音、バナナ開始
10/25 入口の1つ食べる、以後3日間食べず様子観察
11/27 屋根裏で物音、バナナでえづけ開始
11/29 3個とられ(奥の1個ハリガネ固定)、交換
12/3 同上 7,10日も同様とられ(固定ハリガネおりの外にあり)
12/11 5cm幅の鉄板のしかけの反応を工夫
12/12 今まで一番小さいハクビシンを捕獲
捕獲に時間がかかった原因予想
・家族でないため、移動が活発
・9月〜11月は食べ物が豊富でオリのエサに興味を示さない
・体重が軽いため重量感知の鉄板(5cm幅)の反応がない
今回、捕獲できた要因は、ハリガネで縛ったバナナと鉄板の先をつり糸でつなぎ、数センチ引っ張ると重さを感知する工夫があったのと、自然界のエサが少なくなってきた時期もあったのではないかと思うのだが。