曹源寺本堂の大修理 h20,11,23
10月下旬、曹源寺にて自安安禅師が生前中何回か会っていた埼玉県在住の桜井登紀雄氏から久しぶりに電話がありました。以前自安禅師(平成17年没)が生前中、桜井氏が本尊の観世音菩薩の姿を大変気に入りそれ以来しばしば寺を訪れ、寺の維持や修理など手がけたこともありました。特に前から気になっていた本堂の傷みと本尊(観世音菩薩)の管理が心配であり、何とか修理したいということを話されていました。桜井氏も私とは当時挨拶ていどであまり面識はないので本堂修理のことを含めて11月1日に曹源寺に来ることになりました。昨年の7月の総会の時、桜井氏の本堂無償修理の件と檀家への紹介をしてありましたので11月1日には数軒の檀家さんも寺に来てくれました。その後本堂の測量ということで12日に再度曹源寺に来ていただようでした。
本堂修理は息子さんと2人で11月20日(木)〜23日(日)まで泊りがけで来てくれましたが、20日は近くの旅館、21日は曹源寺、最後の日は祐泉寺で宿泊しました。前から民家を修理するときにとっておいた本堂の入口にふさわしい戸を利用し、また破損寸前の両脇の板塀など数か所の修理、さらに内陣の奥のひびが入った壁の補修までしていただきました。最終日は用事があり寺までいけませんでしたが暗くなるまで作業をしていただいたようで頭の下がる思いでした。本堂全体はまだ一部修理が残っているようで来年1月になったら再度修理に来るということでした。
今まで本堂の傷みがかなりありましたが今回の大修理で施錠もしっかりできるようになり、小さいお堂ながら重厚な感じの建物になってきました。
重厚な建物になった本堂--黒い部分は柿しぶを縫ってある
上部の漆喰は塗りなおした
息子さん(手前)と2人で作業--持ってきた戸の整備
改修前の本堂、ガラス戸と両脇の戸板は傷みが激しく壊れる一歩手前でした