先代の住職より本堂東側に開山の早雲寺第八世梅隠宗香のカラー写真(キャビネサイズ)は額縁に入れて掲げてあったのですが古くなって新しく取り直そうと考えていました。また蒲原の善福寺に北条新三郎の掛軸があることがわかったので9月に蒲原城と善福寺へ行って写真をとってきており、両方とも現物と同じサイズに引き伸ばして展示するようにしました。両方の写真サイズは掛軸と同じくらいのサイズで1300×630mmにて引き伸ばしてもらったのですが画面も粗くならず現物近い状態で仕上がり、今のデジカメの性能の良さに感心しました。写真の大きさに合わせて木製フレームの安いものをインターネットで探し、ようやく本堂の床の間に掛けることができました。ただ日中は本堂の窓の影や写真を見ている影が映ってしまい、夜は蛍光灯の光も反射して少し残念。写真が1枚6000円で木製フレー1個10,000円で2枚作りましたので32,000円かかりました。
 ただ本堂の床の間に飾った開山と開基の画像は大変大きくて立派なのですが、この季節は南側からさしこむ日光によって廊下窓ガラスの影や見ている人物は画像が大きいためはっきりと反射してしまい気になっていた。
 インターネットで検索していたら低反射アクリル板や反射防止膜、反射防止ガラスなど様々な調整資材があり、性能と重さと値段を熟慮して低反射アクリル板(厚さ1mm片面処理)を購入して元のものと交換したのだが曇りや夜間などは反射が気にならないくらいその効果は見えるのだが、この季節特有の日が差し込む時間帯は効果があまりみられなかった。片面では半分、両面処理をすれば反射光は1/10位になると書いてあったが値段が倍になるので今回この処置で1枚ためしに購入してみたのだが--------。とにかく低反射板や膜はとても値段ががたかく1300×6300mmのサイズで両面処理するには4〜5万円はするようである。ただ額縁用の反射防止ガラスは値段がかなりやすく600×420mmで(厚さ2mm)で送料入れても5000円以下の値段で買えるので小さなフルーム(北条早雲画像)に使ってみた。防止効果は良いのだかこのサイズでも1,2kgあり上記の大きな画像では重すぎて使えないと思う。

日没後で蛍光灯の光が一番入らないベストの状態にて撮影
 (低反射板を両方ともしていない最初の買った時の物)

ホ−ム

夕方以降や天気が悪い時のみ右側の低反射版は効果を発揮する。両面処理をすれば反射が1/10になるそうだが値段が非常に高価

よい天気で窓に映った光線の影が本堂の中へ2m位さす時撮影。左が無処理で窓枠や人物もはっきり反射・右が1mmの低反射板片面処理)で窓枠や人物はぼやけて映っておりやはり見にくい

祐泉寺開山・開基の掛軸の
  複写画像が完成 
h21,12,14

600×420mmで厚さ2mmの反射防止ガラス ガラスの重量1,2kg安価で反射光がほとんど受けないがサイズが大きくなると困難になるのではないか

反射版がない普通の木製フレーム額縁

木製フレ−ム1300×630mm・厚さ0,6mmPET板