曹源寺旧幼稚園園舎建物が返還された h22,3,1
戦前品川の東海寺の住職となった祖父の高田義門と親交のあった品川の幼稚園経営者千葉氏が境内の庫裡に隣接して建てられた小坂幼稚園の建物が平成21年の年度末にようやく曹源寺に返還された。戦前千葉氏が経営する品川の幼稚園児の夏休み水泳教室の宿舎として利用していたが、地域に幼稚園もなく住民の要望もあり昭和46年に小坂幼稚園が境内地に無償で建立された。ところが昭和58年に千葉氏が経営する幼稚園が破たんし、小坂幼稚園も競売にかけられることになってしまい横浜の方が落札してしまった。そのごその建物は使われることなく、20年前に一度だけ落札者が現地を見に来て面会したのがその後は全く連絡のないまま現在に至った。建物の中は空気の流通もなく荒れ放題で天井部分もかなり落下、また東側の外の縁石の一部が陥没するなど建物の破壊が進んでいった。
3年前に20数年間寺を看護してきた藤居自安氏が亡くなってから頻繁に寺に来るようになり庫裡に隣接する旧園舎の建物の維持管理が最重要課題であった。3年前に建物の持ち主と一度電話にて話合いを持ち現地まで足を運ぶこと要請するがそのご全く連絡がない。何人かの関係者と相談の上、結局弁護士を通じて建物を撤去してもとの状態でもどすことを条件に交渉することになった。平成21年4月から交渉していただき、裁判などを通し、12月末に建物の寺への寄付という形で決着しました。
今後はどのように老朽化し旧園舎の建物の内外をを整理するかを檀家や信者さんを交えて相談していきたいと思っている
旧園舎を東側畑から見た様子(軽量鉄骨亜鉛メッキ鋼板-床面積111u)
いちょうの後ろ側の赤い屋根が曹源寺建物で一番右側が旧園舎
左の写真の正面の部屋の中-物置となっているが不用品が多い
厳寒入口に古いオルガン5台、コピー機、金庫、冷蔵庫など重量があるもの
以前園舎でつかっていたものだが不要なものがほとんど
一番北側の建物の内部-天井板の一部が落下