伊豆の国市長瀬配水池竣工式が
   盛大に開催された
 h26,3,28

配水池上部より

1500tの貯水能力がある配水池

 平成21年から始まった伊豆の国市配水池築造工事が5年の歳月を経て本日の竣工式を迎えた。一昨日より二日間雨が続いたが朝より雲一つない晴天の中伊豆の国市市長小野登志子氏はじめとして関係者40名の参加す。ここの配水池造成工事では多くのご縁で結ばれていることが判明。水源地の下畑は兼務している長徳寺さん(四日町)の永明寺があり何回か葬儀役僧として現地に行ったことがあります。造成地の松ケ洞は兼務している龍泉寺(早雲寺末)の山号「松洞山」の名前の元になっており、配水池造成地の多くが龍泉寺の土地になっている場所である。龍泉寺建立時期は武田勝頼が伊豆侵攻の前にあたり小田原北条氏の軍事的側面からこの松ケ洞と反対の迎え側の山際に建てられたに寺である(下記の龍泉寺建立目的参照)。また今日主催者代表の市長小野富志子氏は私が兼務している小坂の曹源寺(早雲寺末)筆頭檀家総代の奥さんで、戦国期小田原北条氏のこの地域の文化的側面をもつ寺として、また隣村の龍泉寺は軍事的側面を持つ寺として存在していたのではないだろうか。
 ここの配水池は1500tの貯水能力があ、夏場の渇水期に影響されることなく安定した良質な水が長瀬、小坂、長岡温泉街などに供給される。また大地震などの災害でも貯水槽として緊急の水源としても伊豆の国市の他の配水池と連携できる仕組みとなっている。戦国時代この松ケ洞地区は将来龍泉寺の移転候補地としても検討されたであろう長瀬地区でも一番自然災害の影響が少ない場所で伊豆の国市がこの場所を選んだ理由もわかる気がします。



ホーム

配水池上部より東側の温泉街が一望

取り付け道路の反対側左奥に龍泉寺あり

市長による通水

伊豆の国市の市長「小野登志子」氏の挨拶

配水池までの取り付け道路

正面中央に配水池:中央小高い丘が龍泉寺の山号になっている松ケ洞

長瀬配水池