平成30年

 昨年の法華寺庫裏南側と祐泉寺駐車場西側の支流で蛍が大発生ししたことが今年も続くかどうかを検証するためにできるだけ同じ条件で比較調査が下記のような結果である。
1、昨年と異なった点
・蛍の発生が1週間から10日早いが終わりも同じように早い(桜の開花時期と同じような傾向?)
・法華寺側は全体的に1/3に大幅減少(原因不明)
2、昨年と同じ状態
・祐泉寺側は数は大幅な変化はない
3、その他
2月下旬ころから3月上旬にかけて桜川本流の水がなくなったが支流は三島大社の池の余剰水等が流れ水は枯れることはなかったが昨年より少ない水量であった。その後しばらく大場川のくみあげた水は桜川本流から支流へとながれた。ただこの支流で三島梅花藻の清掃をしていた露木氏は表面に汚れが付きやすくなった話をしていた。
・法華寺側の蛍の発生の大幅な減少は不明;:前年度は本流渇水期でも湧水はわずかだが流れていた。

令和1年(平成31年) 
 昨年に比べて2週間遅れでホタルが観察されたが、どちらの場所でも数匹程度の数で光も弱く葉に止まっている時間が多く発見しにくい状態の日が目立った。昨年に比べて4月下旬に気温が低い状態が1週間続いた。桜川本流は大場川からのくみ上げ水の放流がありこの支流も多少流れており枯れることは無かった。しかし支流の水量は3月~4月にかけてこの4,5年の中では一番少ない状態、5月になると湧水量が急に増えるのですがこれも少なく湧水量の減少が蛍の発生に大きな影響を与えたのではないか。

令和2年
 今年の本流の水源地湧水(水泉園)は枯れることは数日間で、この10年の中では一番豊富な水量で、この支流域も環境的には一番良かったのでないでしょうか。ところが蛍の出現は今までの中では一番遅く、常時観察できるようになったのは5月10日以降。数のほうも祐泉寺駐車場側では今までで一番少なく、また安定して出現できていません。 
 桜川本流の他の場所(旧杉山洋品店裏)や厳兵衛川の水の苑緑地付近では例年以上に蛍が見られたそうですがこの桜川支流域では水量・水質は良い条件なのに域の蛍の出現数は観察するようになって一番少ない状態となってしまったのは原因不明です。。

令和3年
 今年は例年に比べて3週間ほど早く(5月中旬)梅雨になりあまり例を見ない気候でした。法華寺側では昨年に比べ1週間ほど早く蛍が出現し、数も昨年以上に多く見られましたが中旬以降は昨年度並みの状態でした。祐泉寺側では数は少なかったが昨年よりも1週間は度早く見られたが、それ以降はほとんどみられない。原因は不明だが毎年多く見られる5月中下旬の気候が不安定で肌寒い気候や風雨が強い日が目立った印象であった。特に祐泉寺駐車場前は今までの中で一番すくない状態で来年の出現がとても心配な状態です。

令和4年
 祐泉寺駐車場西側の河川の両側のブロックに張り付いていた雑草が5月上旬頃取り去られ、また隠れる場所となった樹木の伐採があり環境が大きく変化しこの付近では全く蛍が見られなくなってしまった。またこの河川横に住まわれている方から今年はカワニナが全く見られなかったとい話もありほの場所の蛍の復活は困難な状態になってしまった。
 法華寺庫裏南側は2日ほど蛍が出現したが他日はまったくみられなかった。法華寺庫裏南側の川向こうはマンションの駐輪場ができたため従来は古い建物の陰で暗かった場所が常時光が当たる場所になり環境が激変。
 ただどちらの場所に数年前までいなかったカモが数羽ほど川底をつついている場面を時々見るようになったが川底のカワニナなども食べているのでは?



                  



























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平成29・30・令和1・2・3・4年の
   桜川支流の蛍観察の考察