祐泉寺本堂屋根銅板修築完了
平成18年11月7日開始・12月28日完成
祐泉寺本堂は昭和初期、当山を休憩所としてたびたび使っていた山本玄峰老師(龍泉寺師家)などが発起人となり少ない檀家と旧市ケ原等の有力商店主の寄進によって再建されました。ところが昭和5年9月の伊豆震災によって本堂全体が倒れてしまいましたが翌年には先記の寄進者によって大修理がなされ現在に至っていました。
しかし近年屋根瓦の破損が目立ち台風や大雨、強風後一部の瓦、土の落下が見られるようになってきた。平成16年の台風並の発達した強風で十枚前後の瓦が落下し応急処置を施しましたがこれ以上の修理は困難となり、今回の大修築のはこびとなった。平成16年末の本堂修理発願より約3年ようやく完成の運びとなった。特に今回は原油の急激な値上で関連製品の銅等の価格も上がり18年1月の見積りと9月での正式契約では90万円ほどの差がでてきてしまいました。過日京都の仏具屋が来山したとき、来年度は銅を中心として仏具の金製品の大幅な値上になりそうだとも言っており銅の在庫が逼迫しているとの情報があった。したがって1年前の見積りとは多少値上がったが良い時期に立て直したのではないかと思っています。
屋根の下地の修理する中でハクビシンの糞も何箇所かあり、侵入口であろう隙間も発見し銅板をひく前に徹底的に調べてもらった。大工さんには書院におけるハクビシンの糞害について相談してあり今回の修築で侵入口はなくなったと思います。
年末も押し詰まった12月28日に全ての作業(本堂内の清掃も含めて)がおわり29日に娘の夫、副住職、家内と私4人で書院にあった位牌、仏像、道具類をもとの位置にもどしようやっとこ一息、これでようやく正月を迎える準備ができました。
少ない檀家の中で寄付の申し込み金も予定金額より多く集まり檀家の皆様に感謝している昨今です。
11/7 大工さんの関係で11月1日開始が1週間遅れた--足場の組立てはは2日間かかった
12/15 本堂正面が完成し裏側に移る
12/5 12月に入り下地修理が終わり銅板が部分的に設置す
12/29 足場の撤去と本堂内の清掃が終わりようやく完成の運びとなった
12/29 本堂銅板修築工事完成
12/1 本堂修築前