ホ−ム

台風4号がもたらした灯篭流しへの影響

一昨日は大変な豪雨、さらには予報では伊豆地方は台風4号の直撃と最悪な天気予報でしたが一転昨日は朝から一部晴れ間も見え急速に天気も回復、当日はくもりながら今の季節には珍しく無風の状態。さらについ4,5日前までは川の水量も少なく読経の桟敷前の一番川幅が広い場所では全体的に瀬のように浅くとても心配したのです。ところが枯山水であった水源の水泉園では湧き水があふれ、また上流部からの水量も多くこれは西日本に多くの被害を残した台風4号の影響-----この地域の灯篭流しでは逆に恩恵になったのではなかったのではないでしょうか。
 以前から川の水量が少なくなり、この時期に特有な川下からの北東風のためスム−ズに灯篭が流れずあえて事後処理が大変な重さのある底板を画鋲でつけたタイプを使っていましたが、ただ重量と風の強さによって一部沈んでしまうものもありました。今年から事後処理が簡単な全て紙製で軽くて沈みにくいタイプ(以前使ったこともあるのですが------)の灯篭を使用、今回の気象条件の中スム−ズに流れることができました。川下からの逆流する風が吹くとどうなのかは心配-------ただ三島市の水まつりとして協賛している芝本町の祭典の係り5,6人が冷たい湧き水の中で灯篭のスム−ズに流れるように対策はしていたようでしたが地下水ですから交代したとしても寒く頭の下がる思いがしました。
 灯篭流しが終了(9時)してから30分後小雨がふってきてきましたが本当に天候に恵まれた灯篭流しでした。

一番最後まで流す場所での焼香場所の橋
(この橋の後ろで周りを囲って灯篭を引き上げる)

灯篭を川下まで見守る人々

自分の灯篭を見送りながら移動する人と冷たい川に入って灯篭のスム−ズな流れを支援する町内の方々

6時半の祐筆開始前(当日売り)には長だの列が
  (灯篭流しの開始は7時)

平成19年7月16日