2年前、根回り3.5m、高さ約30m推定樹齢百年以上のイチョウの大木の枝が台風の強風のため落下したが幸い隣家への直撃はなく、また木の下の墓にも被害はなかった。当時昨年亡くなった藤居自安氏が曹源寺を看護していたがどちらかというと自然のままの状態を望んでいたようでした。昨年の7月より年一回話合いを持つこととなり、隣家への直撃の心配もあり心ならずも大木の伐採が決定した。イチョウの葉が落ちる11月上旬に準備を進めていたのだが、伐採の時期が近づくにつれて何とか残したい思いが強くなってきた。百年以上もこの地に鎮座し、小坂の村を見守ってきたイチョウをなんとかしたい--------。たまたま伊豆の国市の職員に知り合いがいて曹源寺境内の環境を守りたい、又イチョウの大木の市の指定にならかないかなど相談をかけたところ2月28日に当人と他の市の関係職員3名が調査に来てくれました。
 結論はこのクラスのイチョウの大木はたくさんあり市の樹木としては無理であった。ただ今すぐではないが将来的に曹源寺の庫裏が『癒しの施設---サロン』として活用できれば環境の一環としてイチョウの管理も可能ではないかということであった。又、市の職員から大木の枝の伐採についての若手の植木職人の研修に使ってもらえる可能性もまったくなくはないので知り合いに紹介してみたらとのアドバイスをうけました。早速三島市内の植木業者に聞いてみたところあまりそのような例はないとのことであった。従って今年の7月の檀家総会でイチョウの伐採についてまた庫裏の維持管理についても今回の経過を踏まえて話し合っていかなければならない。
 以前曹源寺のイチョウの大木について相談した祐泉寺出入りの植木屋さんが3月上旬に現地に来てくれてました。イチョウノ枝は運搬処理せず、境内の隅に寝かしておけば伐採費用はある程度は安くなり、3,4年は枝木は伐採しなくてももつとのことであったが、枝の伐採は今後も続けなくてはならないし少ない檀家では費用の負担も非常に大変である。。
 曹源寺の境内環境のイチョウの存在は大変大きなものであるのだが--------。

   

住職雑感

平成18年

3/13 曹源寺境内の樹齢百年のイチョウの大木を保存させたいのだが

車背面が曹源寺境内---南の山斜面の墓地より撮影

ホ−ム