桜川のみしま梅花藻の花が
     三ケ所で観察 
h24,5,11

 3月31日、桜川の水泉園下流(西福寺入口橋の上流30m付近)にみしま梅花藻の花が4,5輪咲いているのを発見して以来その場所を注意してみていましたが日照時間が長くなるにつれて梅花藻の葉の成長とともに花の数が多くみられるようになってきました。この場所以外にもこの下流二ケ所でかなりの数の花が咲いているのを確認した。花の咲いているみしま梅花藻の草は他のものに比べて明るい若草色をしています。ただ花が小さいので注意してみないと見逃してしまうかもしれません。
 みしま梅花藻の花は水質と日光、適度な水の流れ(やや瀬になって)があればかなりの場所で見られますがこの市内の中央を流れる一番大きな河川の桜川は冬季の水質がいかに大事かを感じました。毎年2~3月にかけて水源地の湧水量が極端に少なく、水質が多少良くなったとはいえにここの桜川の水質は悪く、みしま梅花藻が泥で汚れていたものが多かったのです。したがって桜川の花の存在も全く気付かなかったが昨年の源兵衛川(水の苑緑地付近)のみしま梅花藻の花の群生を見たときから水質がよくなれば他の河川でも見られるのではないかと注意し見た結果だと思いました。他の河川ではみしま梅花藻の花の最盛期は6月中旬頃ですのでまだまだ花の数は増えるのではないでしょうか。
補足: 6/21に白滝観音堂下に花の数は多くないが5,、6か所の梅花藻を発見、5/11以降に移植されたのではないか

       昨年の市内各河川のみしま梅花藻の花の最盛期(h23,6,13)

6/21 白滝観音堂の下を流れる湧水下流域10m付近の比較的緩やかな瀬に5,6か所に十数輪の花が咲いている。今年移植したようだがこの 白滝観音堂の上流部地下から流れ出る湧水は冬季でも枯れることが少ないので順調にいくと増えそうな期待感が持てそる。ただ冬季の湧水量は多くないので上記の三か所の場所では繁殖が難しい年もありそうだ。冬季の水質と日光、適度な流れと瀬があればみしま梅花藻は繁殖できるのではないか。

 5/11  西福寺入口の橋下流100m付近: 矢印の始点のみしま梅花藻は他のものと比べて色が明るい色

西福寺入口の橋上流30m付近:流れが早くなっている場所  

付近にみしま梅花藻は群生しているが花の咲いている葉は明るい若草色で目立つ半畳ほどの大きさの中に花が群生

ホーム

上記の写真を撮影した場所(一部小さい橋が異なっている場所あり)

5/11 上記の場所より50m下流付近: 上と同じように明るい若草色が特徴