渇水期の湧水河川(桜川・厳兵衛川)r2,2,20
例年この渇水期(2~3月)になると水泉園を中心とした桜川源流部の湧水が枯渇し桜川の水量が極端に少なくなります。特に2年前は桜川中流域(田中耳鼻咽喉科医院前)は全く水がない状態になり一部の水たまりしかない状態が2,3日続き、観光地道路として川辺の情景が損なわれる場面も見られました。このときは緊急的に一般河川の大場川のくみ上げ水の放流で水量を確保したこともありました。
ところが今年は記録的な暖冬の影響?からか渇水期になっても水泉園の湧水が枯渇することなく桜川に流れ込む状態で最近にみられない湧水量です。この影響で桜川支流の法華寺墓地南側の小川でも水の流れが適度なせせらぎとなってこの時期見られない梅花藻の花がまだ咲いています。昨年はこの場所での蛍の発生は少なかったのでもしかしたら3年前の大発生が見られるか期待しています。
厳兵衛川の水源地の楽寿園の「はやの瀬」は毎年渇水期には全く水がなくなってしまうのだが今年は全面ではないが湧水のせせらぎが多くみられています。また、毎年渇水期には東洋レーヨンからの処理した地下水が源流付近で大量に放流されているので全体的に水量は多いいと思われます。
最近見られなかった桜川源流部(水泉園)の湧水量の増大
1、桜川
r2,2,20 厳兵衛川の中流から下流域にかけて:毎年東洋レーヨンよりの処理した地下水の放流があり、また源流の水量も多いので中流域の歩ける遊歩道の両側にも水が流れています。
r1,2,27 上流部の水量が少なく数か所底面が露出していた
r2,2,20 水泉園前の桜川(川岸までせせらぎがが見られた)
2、厳兵衛川
r2,2,20 桜川市役所前の支流(法華寺墓地南側:上記写真の200m下流):適度な湧水の流れがあり梅花藻につく汚れが少なく、一部にまだ梅花藻の花が見られた
r1,2,27 全く湧水がない水泉園(この時期は毎年この状態)
r2,2,20 水泉園(このような湧水が数か所みられた)
r1,2,27 本流からの流れ込みは三島大社からの放流水が中心で非常に少なく水が溜まっている状態
r2,2,20 桜川市役所前支流(水の流れがある)